共同注視状況における複数人物頭部カメラ位置姿勢推定
SLAM of multiple head mounted cameras in conjugate gazing situations

概要

我々は、体験型の学習形態における共同注視の閲覧・分析を支援するために、個人視点映像を入力としたSLAMにより参加者の視線を推定し可視化することを目指している。本発表では、(1)SLAMアルゴリズムにおける初期マップ推定の結果を評価することで、続く逐次推定が正しく動作するような初期化ポイントを探す手法、(2)異なる座標系上で表現された複数視線の推定結果を統合する方法、についてその概要と有効性を報告する。

産業界への展開例・適用分野

体験を通した学習形態では、学習効果を評価するために体験の様子をつぶさに分析する必要がある。従来の分析手法は、撮影記録された映像を分析者が何度も見返すというもので、分析者への負担が非常に大きく、非効率的である。共同注視を可視化することで学習中に参加者の興味を引いたものの傾向や、参加者の注目を集められていたかなどを分析することができ、学習効果の評価や参加者の行動分析に役立てることができる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
高瀬 恵三郎 学術情報メディアセンター 中村研究室 修士2回生
近藤 一晃 学術情報メディアセンター 中村研究室 助教
小泉 敬寛 学術情報メディアセンター 中村研究室 助教
中村 裕一 学術情報メディアセンター 中村研究室 教授

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