失敗知識データベースを用いた失敗事象の原因分析
Cause Analysis of New Incidents by Using Failure Knowledge Database

概要

過去に発生した事故や失敗を集め、専門家による分析や事象の構造、解説を付与して記録した失敗知識データベースを用い、新しく起きた失敗事象(事故や事件)の原因を過去の類似事象を用いて推定します。単純に単語ベースで過去の類似事象を探索し原因を推定した場合、特定の過去の類似事象に偏ってしまったり、字面は異なるが類似している事象を取得できない問題がありましたが、本研究では、その問題に対してトピックモデルを利用し取り組むことで再現率において改善をしました。

産業界への展開例・適用分野

多くの企業や組織において、過去の失敗事象を今後に生かすべく失敗知識データベースが構築されています。本研究を産業界へ展開することで、新しく起きた事象の解決にそれらの失敗知識データベースを活用することができ、失敗知識データベースの新たな活用方法を提案することができます。また、本研究により失敗事象の原因分析が容易に行えるようになるため、失敗知識データベースの構築がより容易に行えるようになります。これらのことから組織内の知識の継承が行いやすくなります。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
粟納 裕貴 社会情報学専攻 吉川研究室 修士1回生
馬 強 社会情報学専攻 吉川研究室 准教授
吉川 正俊 社会情報学専攻 吉川研究室 教授

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