クラウドソーシングを用いた翻訳システムの実現
Effective Translation System Based on Crowdsourcing

概要

経済のグローバル化に伴い、企業は様々な文書を多数の言語に翻訳する必要に迫られている。そのため、翻訳プロセスの効率化が急務となっている。我々は、クラウドソーシングによって確保した翻訳作業者に下訳を作成させ、翻訳の専門家がその校正を担当する翻訳システム(CAT: Crowd-Assisted Translation)を提案する。これは翻訳作業者による下訳によって、翻訳の専門家の作業効率を改善するものである。そのためには品質の良い下訳が不可欠であり、翻訳作業者の属性や割り当てるタスクをコントロールすることでその達成を狙う。

産業界への展開例・適用分野

企業が海外進出を行うとき、自社のマニュアルを現地の言語に翻訳したり、現地の法律などを自社で扱える言語に翻訳したりする必要がある。しかし、既存の専門家による翻訳という手法は時間的・金銭的コストが大きい。安価に労働力を確保できるクラウドソーシングを用いて専門家の作業効率を改善することで時間的・金銭的コストを下げ、より多くの文書を翻訳できる可能性がある。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
西村 拓哉 社会情報学専攻 石田・松原研究室 修士1回生
堀田 裕理 社会情報学専攻 石田・松原研究室 学部4回生
後藤 真介 社会情報学専攻 石田・松原研究室 修士2回生
中島 悠 社会情報学専攻 石田・松原研究室 特定助教
林 冬惠 社会情報学専攻 石田・松原研究室 特定助教
石田 亨 社会情報学専攻 石田・松原研究室 教授

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