リアルタイム空間情報の提供のためのセンサーデータ重要度に基づいたネットワーク制御
Network control based on the importance of sensor data for providing real-time spatial information

概要

近年、Internet of Things (IoT)機器などにより収集されたセンサーデータを用いてリアルタイムに実空間情報を予測することにより、交通渋滞をはじめとする様々な社会課題を解決することが期待されている。しかし、モバイルネットワークの伝送容量には限りがあるため、IoT機器が生成する全てのデータをネットワークを介して収集することは困難である。そこで、実空間情報の予測精度を維持しながらデータ伝送量を削減する必要がある。本研究では、予測のための機械学習モデルから特徴量選択を用いて抽出されるセンサーデータの重要度に基づき、IoT機器のデータ送信を制御するネットワークシステムを提案する。

産業界への展開例・適用分野

本提案システムは、交通渋滞や交通事故、犯罪の未然防止などのリアルタイム予測の需要が高いサービス全般への産業応用が想定される。路側カメラ、車載カメラ、LiDARなどのセンサー群から得られた膨大なデータから抽出した重要度の高いデータを活用することで、モバイルネットワークの通信量を削減しながら、実空間情報のリアルタイムかつ高精度な予測を実現する。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
大津 龍 通信情報システム専攻 大木研究室 修士1回生
佐藤 丈博 通信情報システム専攻 大木研究室 助教
新熊 亮一 通信情報システム専攻 大木研究室 准教授
大木 英司 通信情報システム専攻 大木研究室 教授

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