知識に基づくニューラル対話基盤の構築
Construction of Knowledge-based Neural Dialogue Infrastructure

概要

本研究室は 国立情報学研究所CRIS 共同研究 「知識に基づくニューラル対話基盤の構築」プロジェクトを推進しており、本発表ではプロジェクトの概要を発表する。自然言語による対話インタフェースの実現に期待が高まっているが、対話システムとの密な情報伝達・相互理解の実現には、システムが一般常識や話題の知識を持つこと、それをもとに相手の発話を解釈し、相手の心理状態(理解度や興味)を推測しながら対話することが必要である。本研究では、このような対話システムをニューラルネットワークのモデルで実現することを目標としており、本発表では、映画推薦システム、行政問合せシステム、雑談対話システムでの取り組みを紹介する。

産業界への展開例・適用分野

対話ボットや情報機器の対話インタフェースは急速に普及しつつある。本研究は対話システムの根幹である知識の利用と、対話相手の心理状態のモデル化に取り組むもので、対話ボットサービスやスマートスピーカーなどで本研究成果を活用することが考えられる。本発表では、兵庫県尼崎市・丹波市、CRIS、LINE株式会社と実証実験を行っている行政問合せボットの取り組みも紹介する。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
坂田 亘 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 研究員
田中 リベカ 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 研究員
児玉 貴志 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 修士1回生
新 隼人 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 その他学生
村脇 有吾 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 助教
河原 大輔 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 准教授
黒橋 禎夫 知能情報学専攻 黒橋・河原研究室 教授

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