space-time境界要素法の定式化とその数値計算について
Formulation and Numerical Computation of a Space-time Boundary Element Method

概要

波動方程式を支配方程式とする内部Dirichlet問題に対する境界積分方程式をspace-time法を用いて数値的に解く方法について述べる。space-time法は偏微分方程式の時間域における問題を扱う数値解法として近年研究されており、時間方向を空間座標に対する追加の軸のようにみなすことで空間方向と時間方向を同様に扱い、時空間領域として問題の離散化を行う。このため、より柔軟な領域分割が可能となることからadaptive refinementが有効であると考えられている。本研究では特に領域変形を伴う問題を対象とし、安定化の手法と層ポテンシャルの計算方法を示す。またその精度を数値実験により示す。

産業界への展開例・適用分野

波動に関する現象の時間域シミュレーション

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
森 理人 先端数理科学専攻 応用数理学講座 計算力学分野 修士1回生
新納 和樹 先端数理科学専攻 応用数理学講座 計算力学分野 助教
西村 直志 先端数理科学専攻 応用数理学講座 計算力学分野 教授

PAGE TOP