オープンイノベーション実習
Open Innovation Practice

概要

オープンイノベーション実習は、デザイン学大学院連携プログラム(京都大学デザインスクール)の博士学生(3~5年次)向けの実習科目である。社会の実問題を発見し解決するデザイン活動のために、関係する専門家あるいはステークホルダーに依頼し、オープンイノベーションのためのチームを構成し、ワークショップを連続的に実施することで目標を達成する。履修者の役割は、専門家として問題解決や問題発見に参加することだけではなく、チームを構成しマネジメントすることである。これによって、履修者のコミュニケーション能力、マネジメント能力を鍛えるとともに、実践を通じてデザイン活動を成功に導くためのデザイン理論やデザイン手法を身に付ける。

産業界への展開例・適用分野

デザインイノベーションコンソーシアムの会員組織は、課題提供者としてオープンイノベーションに参画できる。自組織が抱える課題に対して、さまざまな分野の高度な専門家の知のネットワークを活かして解決策のデザインのための委員会を設置し、これまでに接点のなかった多様な組織や個人と協働することを通して、組織内だけでは得られない気づきが得られる。また、明確化された課題に特定の研究者とともに取り組む従来の産学の共同研究とは異なり、まだ明確化されていない課題について、さまざまな分野の専門家に依頼し、解決策を探索できる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
十河 卓司 デザイン学ユニット 特定准教授

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