カオスCDMA通信技術の進化とC2アライアンスによる接続性革命
Evolution of Chaos-CDMA Communications Technology and Revolution of Connectivity via C2(Chaos-CDMA) Alliance
概要
接続数1000以上の通信を可能とする新しい通信技術であるカオスCDMAとその実用化のためのアライアンスプラットフォームーC2 Alliance (Chaos-CDMA Alliance)を紹介する。同アライアンスは、2015年9月23日にインドネシアバリ島での国際会議CodeBali2015でプレス発表された。C2アライアンスは、
京都大学を主幹事として、京都大学と2015年7月31日付でカオスCDMAに関する共同研究契約した株式会社京写、カオスCDMAの元となった技術を研究開発した株式会社カオスウェアを始め、Chaosmatic(Depok, Indonesia)社, 東南アジアで初めて通信用LSIを開発したVersatile Systems and Technologies, 京大とInternet of Brainsを研究するEdwar Technology等国外の企業を含む国際的でかつオープンなカオスCDMA標準化プラットフォームであり、当日、何が変革のポイントかを説明する。
産業界への展開例・適用分野
カオスCDMA通信の持つ超多重性と物理的信号レベルの高セキュリティから、
Internet of Thingsのセンシングテクノロジー、C-Plane等の低周波数帯で
超多重性が要求される5G、配線不要な工作機械での無線化、乗っ取られないドローンへの無線制御信号の送信、および自動運転で要求される車々間通信などで様々な分野での応用・展開が期待できる。
キーワード:5G, IoT, 自動運転、ロボット通信、工作機械、C-Plane
研究者
| 氏名 | 専攻 | 研究室 | 役職/学年 |
|---|---|---|---|
| 梅野 健 | 数理工学専攻 | 物理統計学分野 | 教授 |
| 中澤 勇夫 | 数理工学専攻 | 物理統計学分野 | 博士2回生 |
| 津田 宏史 | 数理工学専攻 | 物理統計学分野 | 修士1回生 |
| 五十嵐 喜良 | 数理工学専攻 | 物理統計学分野 | 研究員 |