5G/IoTにむけた最適なCDMAシステム
The Optimal CDMA Systems for 5G and IoT

概要

近年, CDMA方式の拡散符号においてWeyl系列を用いた符号が新しく提案され, 同期・非同期通信双方で従来法よりも大幅に性能の良い結果を持つことが示された。この符号は相互相関値がO(1/N)で落ちるという特性をもっている。この特性を利用し、CDMA通信において、符号長はそのままに、より多くのユーザ数を確保することを目指す。本発表では,ユーザ間での相互相関値の総和を最小化することで, 各ユーザに符号の初期値を与える方法を示し、具体的なユーザに対する符号の与え方を示す。

産業界への展開例・適用分野

本発表ではビット誤り率を下げるということを目指しているが、このビット誤り率を下げることにより、より快適な通信ができることが期待される。またこれにより、端末と基地局同士の通信といった情報・通信器具だけでなく、モノとモノとが相互に通信しあうIoTの分野にも応用できると考えられる。

研究者

氏名 専攻 研究室 役職/学年
津田 宏史 数理工学専攻 物理統計学研究室 修士1回生
梅野 健 数理工学専攻 物理統計学研究室 教授

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